ATP/ITFツアー

【まとめ】全豪オープン2023

決勝

準決勝

準々決勝

4回戦

3回戦

2回戦

2回戦で第1シードのナダル、第2シードのルードが姿を消すなど、大きな動きが見られました。2人は年末に南米にてチャリティー試合を実施するなど疲労も蓄積していたことでしょう。ナダルは左腸腰筋の負傷で全治6~8週間との発表を2023年1月20日に出しました。ナダルは年初に男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」に出場し、ノリーとデミノー両選手に敗れるなどコンディションはよくありませんでした。

2回戦は他にも見応えのある試合がありました。アリアシムは、1回戦でワウリンカを下したモルカン相手に、3-6, 3-6, 6-3, 6-2, 6-2で逆転勝利を収めました。地元デミノーは、7(7)-6(3), 4-6, 6-4, 6-1でマナリノを下しました。バウティスタ・アグートが4-6, 2-6, 6-3, 6-2, 6-2でホルトに逆転勝利しました。

また、第8シードのフリッツがポピリンに、第12シードのズべレフがM. Mmohに、第14シードのカレーニョ・ブスタがボンジに、第23シードのシュワルツマンがウォルフに、第30シードのフォキナがトミー・ポールにそれぞれ敗れて早期に姿を消すなど、シードダウンが多く見られた2回戦でした。

そして2回戦のハイライトは何といってもアンディ・マレー vs タナシ・コキナキスの一戦でしょう。結果は4-6, 6(4)-7(7), 7(7)-6(5), 6-3, 7-5のフルセットで、マレーが逆転勝利を収めました。試合開始時刻は現地午後22時、試合時間5時間45分、終了時刻は現地午前4時を回っていました。

マレーの2セットダウンで迎えた第3セット、コキナキスが第2ゲームでブレークを奪い、誰もがこのままコキナキスのストレート勝利だと思いました。ところが、直後の第3ゲームでマレーがコキナキスのスマッシュを3本連続で返球するスーパープレーでブレークバックに成功します。それがこちら↓の動画ですが、流石はBig4の一角…不屈の精神を垣間見ました。

しかし、まだまだコキナキスがスコア上では優勢です。第3セット第6ゲームでコキナキスが再びブレークを奪い、ゲームカウント5-3でサービングフォーザマッチを迎えます。ところが、マレーが土壇場でブレークバックに成功してタイブレークに突入します。1時間22分に及ぶ第3セットはマレーが取ります。

第4セット、3ゲームで34分を要するなど序盤からロングゲームが続きます。第6ゲームでマレーがブレークをし、2セットオールとします。 迎えた最終セット、コキナキスも全く譲りません。ゲームカウント3-3で迎えたコキナキスのサービスゲームで、マレーは0-40とブレークチャンスを掴みます。

1回戦

第13シードのベレッティー二がマレーに、第17シードのムゼッティがハリスに、第21シードのチョリッチがJiri Lehecka、ワウリンカがモルカンに敗退するなど、番狂わせの展開がありました。また、キリオスやゴファンが棄権を発表しました。

1回戦のハイライトはベレッティー二 vs マレーでしょう。手術をして人工股関節を埋め込みながらも、下部ツアーを回って徐々にランキングを戻しつつあるアンディ・マレーが、第13シードのベレッティー二を6-3, 6-3, 4-6, 6(7)-7(9), 7(10)-6(6)のフルセットで勝利しました。

ワウリンカもフルセットまで持ち込んだのですが、モルカンからオンラインのロブなどのスーパーショットが飛び出し、1回戦で姿を消しました。

全豪オープン2023 ドロー

テニスの四大大会の一つ、全豪オープン本選が2023年1月16日~2023年1月29日まで開催されます。

まずは注目のドローを見ていきましょう。

引用:NBC Sports

個人的に1回戦の注目カードは次の通りです。殆どが2日目のボトムです。

  • シャポバロフ vs ラヨビッチ
  • ディミトロフ vs カラツェフ
  • ルブレフ vs ティーム
  • フォキナ vs ブブリク
  • フリッツ vs バシラシビリ
  • ベレッティー二 vs マレー
  • コキナキス vs フォニーニ